反田恭平ピアノ・リサイタル at福島音楽堂

反田恭平ピアノ・リサイタル

全国ツアー2018-2019

行ってきました!

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実は反田恭平さんのリサイタルは2回目です。

 

今回もとても良かったです!

やっぱりピアノってすごくて、人間1人と楽器1つで、あんなに表現できるんですね。

 

ピアノとかクラシックとかまったくわからないので、詳しいことは何も言えないですが、素人の私でも本当に素敵だなぁと思いました。

 

曲や作曲家へのリスペクト、日頃の鍛錬、色々な要素が極まって初めて到達できるものなのだと思いました。

 

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個人的に1番好きだったのは、

アンダンテ・スピアナート  華麗なる大ポロネーズ 作品22

 

素人な感想ですけど、静かなゆっくりした曲より、早くて情熱的な曲の方が、単純にすごいなーと感心しました。

 

そして、反田恭平さん!

やっぱり24歳には見えないです。

 

演奏してる最中は、まぁ年相応に見えなくもないけど、曲が終わって観客に礼してはけていく姿、20代には見えないです。 

 

やっぱり若くしてロシアやポーランドで単身で頑張っている人は、オーラが違うんですね。

醸し出すものがね。

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私が反田恭平さんを知ったのは、毎週録画の「情熱大陸」です。

 

ちょうどその頃、恩田睦の『蜜蜂と遠雷』(幻冬社)を読んでいました。

ピアニストを夢見る若者たちが、それぞれのバックボーンや周りに影響されながらも、一生懸命にピアノコンクールに臨むお話。

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これもすごい良かった!

なかなか長いけど、読みごたえがあって、最後はどうなるんだろうと、どんどん読み進められました。

2017年には直木賞を受賞されてます。

そして本屋大賞も!

 

それで「情熱大陸」で反田恭平さんを見て、かっこいいなぁと思いました。

蜜蜂と遠雷』を読んだのが先だったか、「情熱大陸」を見たのが先だったか、覚えていませんが、プロの演奏家の世界は本当に一握りの人しか活躍できない厳しいものなのだとわかりました。

反田恭平さんが1人外国で真摯にピアノに向かう姿に心を揺さぶられました。

練習は基本ジャケット着用がマスト、というのもとても素敵でした。

ピアノに向かう者の最低限の礼儀ですね。

 

若いうちにコンクールで優勝して、一流の学校に入って、良い指導者と出会って、そして本場に留学するチャンスを得て、そしてまた良い指導者と出会い。

才能と努力の相乗効果でなし得るものだと思います。

 

今回は2回目で、前回のリサイタルは2017年8月、同じく福島音楽堂で開催した時に行きました。

 

音楽堂もステキな場所で、パイプオルガンがとても立派です。

パイプオルガンの演奏会があったらぜひ行ってみたい!

どんな音がするんだろう。

 

今後も反田恭平さん要チェックしていきます!

 

 

『平成くん、さようなら』読了

『平成くん、さようなら』

   文藝春秋 古市憲寿

読みました。

 

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毎週日曜日、フジテレビの朝の「ワイドナショー」をよく見るんですが、それで知った古市憲寿氏。

 

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小説なんて書くんだ!と少し驚きでしたが、東野さんが紹介してたり、装丁がとても素敵で、読もうと決めました。

 

そう考えると装丁って大事なんですね。

ミーハーな私はジャケ買いみたいに本を選びがちなのかも。

 

でも読みたくなった1番大きな理由は、

私も平成元年生まれの身として、平成が終わっちゃうのが、とっても寂しいからです。

 

改元の直前で女としての大台にも乗るし、もう若くなくなって、旬が終わるんだっていう気持ちになってます。

とってもナーバス…。

 

だからこの本のテーマはとっても気になりました。

平成が終わることと安楽死

そして残される人。

 

でも終始、平成くん("ひとなり"くん)と愛ちゃんの関係が絶妙で、とってもキュンキュンしました。

少女漫画みたいなキュンキュンではなくて、この歳になったからこそ共感できる気持ち。

 

相手のことを思って言わないことや、とっさに出る行動、ちょっとしたしぐさに嬉しくなること、とっても身近に感じられました。

 

私はどっちかっていうと平成くんみたいな淡白な人とは付き合えないタイプだけど、とっても大好きになりました。

 

あとは、お金に自由なアラサーカップルの日々の生活というのが勉強になりました。

 

衣食住どれも裕福で、古市さんもこういう生活なのかなーと想像しながら読みました。

 

古市さん、芥川賞とれなくて残念だったけど、候補に入っただけでいいと思います。

悲しがる古市さん面白かった。笑

 

また古市さんが小説書いたら絶対読みます!

 

 

☆玉置浩二LIVE☆

ちょっと前の話になりますが、

玉置浩二のライブ

『CONCERT TOUR2018 60'CARNATION』

に行って来ました!

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サイコーでしたー!フーフー!

 

お客さん層はやっぱり高めでしたね。

29歳のわたしは全然若い方で、40代以上の男女が大半でした。

年配ご夫婦とか、おじさま一人とか、もちろんマダムもたくさん。

 

そして福島県文化センターだからやっぱり近い!

 

3つ上の姉がとってくれた席は、真ん中よりも後ろ側だったけど、前が通路だったから足も伸ばせて、ステージもばっちり見えました。

 

そもそも玉置浩二のライブに行くことになったのは、姉と私の奇跡の姉妹感覚的なものがありました。

 

私サイドは2,3年前くらいの「水曜日のダウンタウン」で『音楽のプロが選ぶ歌が上手いと思う歌手』みたいなランキングを見たのがきっかけ。

 

久保田利伸とか宇多田ヒカルとかを抜いて、ダントツで1位になってたのが玉置浩二でした。

それ見たときは意味わかんなかったけど、YouTubeで色々見てたら、玉置浩二と安全地帯のスゴさがわかってきて、そこからハマってしまいました。

特に「好きさ」のアンプラグドライブの映像が一番!

あとは「じれったい」を歌うときの顔!

細かく言うと、サビのじれったいの「い」ね!

口を横に、いーって開いて、歯並びいいのが目立つ感じがぞくぞくするんですよ。

少し前にYouTubeからその動画が消されてたのでとてもショックですが。

玉置浩二がよく言われがちな表現だけど、ホント色気あって、セクシーで、カメラ目線するだけでずきゅーんってなる感じです!

 

そして姉サイドは、当時付き合ってた彼氏と別れた直後で、玉置浩二の優しい系の歌、「メロディー」とか「悲しみにさよなら」を聞いて泣いていたそうな。

声が優しいんだよね。とか言って。

 

私はどちらかというと、安全地帯の頃のかっこいい尖ってるイケイケな感じが好きで、一方姉は玉置浩二の優しくて語りかけるような感じが好きみたいです。

 

3年前くらいに2人でカラオケに行って、それすらも数年ぶりだったわけです。

私「安全地帯歌っていい?最近好きなんだよね」

姉「え?私もなんだけど!」

という具合に、玉置浩二にハマってる時期がドンピシャだったのです!

本当にまぐれのたまたまです。

姉妹おそるべしと思いました。

 

それで今年の夏くらいに姉からLINEが。

玉置浩二のライブ福島でやるけど行く?」と。

「行く行くー!」

「じゃあお母さんでも誘って3人で行くべ」

 

すると1ヶ月後、また姉からLINE。

「実家行ってお父さんとお母さんいて、その話したら、お父さんが俺も行きたいって言い出した。笑」

うちの父親はライブとかそういうミーハーな感じの好きじゃないはずなのに、突然の発言で驚く姉。

話し合った結果、とりあえず日程がまだ先だから誰か行けなくなることも考えて3枚でチケットは取る、ということになったそうです。

 

結局当初の予定通り、姉と私と来年還暦の母と女3人で行ってきました。

 

ライブが終わって実家に帰ったら、父と弟と認知症の祖母がいて、近所の飲み屋に行くことに。

父「田園歌ったか?」

私「うん」

父「くっそーやっぱり行けばよかったなー」と、父は田園が大好きみたいです。

 

 

ディズニー オン クラシック 初参戦

先日、

『ディズニー オン クラシック 魔法の夜の音楽会』

に行ってきました!

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ディズニー好きかと言えば全然そんなことなくて、なんでそんな私がなかなかいい金額のチケット代を払って行ったかというと…

 

今回のメインが

ヘラクレス

だったからです!

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1997年の作品だから私が9歳の頃。

ヘラクレスは、劇中の曲がどれも良い!

ゴスペル調で乗りやすいんです。

 

あとは、ヒロインのメグの日本語吹き替えが工藤静香さん!

聞いたことある声だなと思ってたらエンドロールに工藤静香さんの名前!

本当にぴったりすぎてびっくりしました。

メグのあのガリガリのビジュアルとか、ちょっと気だるそうな感じとか。

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そのメグ(工藤静香さん)が歌う、

『恋してるなんて言えない』という曲が一番すきで、その部分だけ何回も繰り返して見ました。

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でも今回ディズニー オン クラシック見に行って、ヘラクレスが歌う

「Go The Distance 」も大好きになりました!

やっぱり生で上手な歌聴くといいですね。

 

あとはなにげに悪役のハデスも結構好きです。

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それにタイタン族も好き!

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ハデスに檻から解放されて、オリンポスまでの道中とかゼウスを封じ込めるまでの一連のシーン、なぜか好きなんです。

 

この3日間くらい予習でずっとヘラクレスの曲聴いてたのでそれも正解でした。

DVDも借りて見たので本当に予習はバッチリ!

 

オーケストラは初めて生で聴きました。

まだまだ勉強不足で単純にすごいなーとしか思えなかったのが心残りです。

もっと音ひとつひとつを聴けるようになりたい!

 

今後の課題ということにします。

 

 

原田マハさん最高!『楽園のカンヴァス』

やっと『楽園のカンヴァス』を読み終えました。

原田マハさん良すぎます!

 

わたしの原田マハさん作品の読書歴は

『本日は、お日柄もよく』

スピーチライターという仕事を始めて知りました。誰かのスピーチ聞くことが多いんですが、細かいところが気になるようになりましたね。たまたま手にとって読んだら、ストーリーが素敵なのはもちろん、とっても文章が上手で、読みやすさにびっくりしました。

 

この人が書く文章なら読みやすそう!と思って他の本を探し始めた、という経緯です。

 

まずは、初級編で短編集の『モダン』

これで西洋絵画の良さに目覚めました。

 

次が、アメトークでたしかオアシズ光浦靖子さんか又吉先生がおススメしてた

『暗幕のゲルニカ

ピカソゲルニカを描く話。

ハラハラドキドキでした!

 

次は、『たゆたえども沈まず』

読み終えたあと、帯の「強くなってください」が本当にグッときます。

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ゴッホの「星月夜」は一番好きな絵です。

高校のとき選択授業で美術をとって、「星月夜」の背景をマネして描いたら、なかなか上手に描けて先生に褒められました。

そんなことすっかり忘れてたけど、「たゆたえど沈まず」の表紙を見てから、もうテンションMAX!

「星月夜」のエコバッグとポーチをOrigamiで速攻購入しました。

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次が、『モネのあしあと』

これは正直あんまり内容覚えてません。

ごめんなさい。

 

そして今回の

『楽園のカンヴァス』

アンリ•ルソーの話です。

『モダン』の登場人物が出てきて

何回か「あッ!」ってなりました。

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原田マハさん最高!

大好きです❤︎

 

 

 

『ターナー 風景の詩』郡山市美術館

先日、郡山市立美術館に

ターナー 風景の詩』を見に行きました。

 

郡山市美術館、初めて行ったけどなかなか素敵でした。

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ターナーのことは、

「雨、蒸気、速度 グレート・ウェスタン鉄道」で初めて知りました。

輪郭線のないボワーっとした絵で、あまり印象に残らなかったけど、

ターナー」ってのが、パイレーツオブカリビアンの「ウィル・ターナー」みたいで、かっこいいなと思ったことを覚えてます。

 

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でもこの作品はなかったです。残念。

ロンドン ナショナルギャラリー所蔵みたいです。

 

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入り口のとこに謎の若い女性がいて、音声ガイド貸してくれる人でした。

そりゃいますよね。

 

いつもは500円ケチって借りることはほとんどないんですが、今回は借りました。

 

なぜかというと!

音声ガイドの主が、情熱大陸ナレーションの

窪田 等 氏だったのでーす!

それにミニ興奮して、借りることにしました。

 

ヘッドホンして第一声を聞いた瞬間、なんかもう耳からふわーってぞくぞくして、もうその辺がピーク。笑

 

作品数が結構たくさんあって見応えたっぷりでした。

 

そもそも見学者がとっても少なくてゆっくり見られるから、地方の美術館は最高!

 

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ターナーはイギリスで生前から有名な画家だったみたいです。

だから絵がとっても上手。

遠近法でずーーーっと先まで見えて素敵な絵ばっかりでした。

 

ターナーは蒸気船の絵しか知らなかったから、全部そんな絵だと思ってたけど、全然違いました!

がびーん。

 

輪郭線めちゃめちゃしっかりしてる絵がいっぱいありました。

 

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大満足の企画展でした。

 

年明けには、ブリューゲル展があるみたいです!

その時は美術館の敷地内にあったカフェにも行ってみよう!

 

 

 

日曜美術館「熱烈!傑作ダンギ アンリ・ルソー」

日曜美術館「熱烈!傑作ダンギ アンリ・ルソー

 

初めて見たときは逆に現代美術だと思ってたけど、しっかり19世紀後半の画家なんですね。

 

長野の「ハーモ美術館」行きたいな♡

ルソーが9点も常設展示!

しかも独学で描いた画家を中心に展示してるってどういうこと?

面白そう!

 

そしてルソーの遠近感がハンパないですね。笑

「果樹園」

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やっぱりポーラ美術館も行きたい!

箱根にあるのか!

なぜか山梨だと思ってた。がびーん。

 

グローバー氏イチオシのエッフェル塔の絵もすごい良い!

ホントおウチに飾りたいほんわかする絵。

中央の丸いのは、月なのか太陽なのか。

私はどちらかというと月だと思いました。

夏の早めに出てくる月。

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肖像画もうける!

女の子の顔がおっさん。

赤いドットのワンピースが昭和チックで逆にかわいい。

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「私自身、肖像=風景」もすてき。

たくさんの国旗がカラフルで可愛い。

JAPANもある!

ルソーもジャポニスムに影響されてたんだー

 

 

晩年は密林のシリーズ。

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原田マハさん!

やっぱり「楽園のカンヴァス」読まねば!

ルソーの晩年の話なんだ。

 

密林の濃さがいいです。

 

日美ゲスト3人の後ろにある植物もこの密林をイメージしてるんだ!

やっと気付いた!

 

密林シリーズは「3歩、入って描いてる」っていう表現が、すごいしっくりくる。

鶴田真由さんさすが。

 

フランスをでたことがなくて、出来たばかりの植物園に通って、植物を描いたっていうのも「ヘタウマ画家」ルソーの可愛いところですね。